立憲、ユースビオ受注経緯を追及=「アベノマスク」めぐり論戦―予算委

立憲民主党の大串博志衆院議員は28日の衆院予算委員会で、政府が配布した妊婦用マスクの受注業者にユースビオ(福島市)を選定した経緯を取り上げた。同社が、伊藤忠商事などほかの受注3社に比べ規模が小さいことから「誰かのお友達とか、人的関係でこうなった」と追及。加藤勝信厚生労働相は手続きに問題はないと反論した。
大串氏によると、ユースビオは資本金1000万円。3月までの定款にはマスクの製作や輸出入の記載はなく、4月に入ってから新たに「輸出入代行業」などが追加された。大串氏は「私の地元の縫製工場で(国から)声が掛かったところはない」として、受注に疑問を呈した。
これに対し、加藤氏は「経済産業省主体で声を掛け、応えてもらった。品質、価格、供給能力および迅速な対応が可能かで選定し、随意契約を行った」と説明した。
[時事通信社]