タクシー事業などを営むロイヤルリムジングループが新型コロナウイルス感染拡大を理由に運転手ら約600人の一斉解雇を決めた問題で、東京都内のグループ会社に勤めていた70代の男性運転手が28日、不当な解雇で苦痛を受けたとして、同社社長ら2人に慰謝料など計200万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。
男性の代理人によると、「整理解雇の要件を欠くと知りつつ、違法な手続きで解雇を決めた」などと主張している。
男性は10日に解雇を告げられ、15日に地位確認を求める仮処分を地裁に申し立てている。経営陣の責任を明確にするため提訴に踏み切ったという。
[時事通信社]