高級旅館の料理人、休業で困窮か 京都、特殊詐欺疑いで逮捕後供述

高齢女性からキャッシュカードをだまし取った特殊詐欺の疑いで、大阪府警が4月、京都市右京区の高級旅館に勤める料理人を逮捕した事件があり、溝下昌信容疑者(32)=同区=が「新型コロナウイルスで店が休業した。金が欲しかった」と容疑を認めていることが30日、捜査関係者への取材で分かった。
大阪府警は、溝下容疑者を30日に送検した。経済的に困窮して特殊詐欺に関与したとみており、休業との関連を調べる。
大阪府松原市の80代女性に対し、14日に市職員などを装ってうその電話をし、カード2枚をだまし取ったとして、府警が28日に詐欺容疑で逮捕していた。