相模鉄道の相鉄線かしわ台駅(神奈川県海老名市)に勤務する50歳代の男性副駅長が、酒に酔って同駅の線路に侵入し、電車を遅らせ、同僚が遅延理由を虚偽報告していたことがわかった。同社は4月27日付で2人を停職処分とした。
同社によると、副駅長は夜勤明けに飲酒し、4月5日午後5時25分頃、ホームから降りて線路内を歩き、目撃した駅員が非常停止ボタンを押した。電車には最大約6分の遅れが出た。
業務を引き継いだ別の男性副駅長は「一般客が立ち入って逃走した」と本社に虚偽報告していた。同社の調査に、「事実が判明すれば重い処分が下ると思い、同僚を擁護しようと思った」と説明し、線路に立ち入った副駅長は「酒に酔っていて覚えていない」と話しているという。