「どさくさにまぎれた不要不急の法案」 検察庁法改正案で4野党党首が会見

立憲民主党など野党4党の党首は12日、インターネット上で「オンライン共同記者会見」を開き、4党が結束して検察庁法改正案の撤回を求める姿勢を打ち出した。ネット上では改正案への反対意見が相次いでおり、野党各党は「ネット世論」を味方につけたい考えだ。
民間団体が企画し、立憲の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首の4党首と、日本維新の会の足立康史衆院議員が参加した。
枝野氏は「(新型コロナウイルス感染拡大の)どさくさにまぎれ、民主主義、法の支配に関することを強引に進めるのは、断固許すわけにはいかない」と強調。玉木氏は「改正案の施行日は2年後で、不要不急の法案。強行採決には反対だ」と述べた。
4党首は10日にも、リレー形式でネット動画に出演し、検察庁法改正案への反対を訴えている。【浜中慎哉】