新型コロナウイルスに感染したとうその情報を流された被害者が、自ら否定し続ける努力を強いられている。愛知県瀬戸市のスポーツ用品店は「(店主が)死亡した」とうわさされ、誤解を解くチラシを2千枚作製して対抗。「乱暴に話を作り上げられ許せない」と憤る。専門家は「詳細が公表されないため、不安に思った人が次の人に伝える過程で話が大きくなる」と分析する。
「緊急告知!!」。4月中旬、「加藤スポーツ店」のチラシが新聞に折り込まれた。「店主は健康で元気です。いわれなきデマに本当に困っています」
デマに気づいたのは4月上旬。いずれの話も、また聞きで、出所は分からなかった。