神奈川で12人感染 クラスターの3病院など 新型コロナ

神奈川県で、新たに計12人の新型コロナウイルス感染者が発生したことを16日、各自治体が発表した。感染者の内訳は横浜市8人、その他県域4人の計12人。他の政令市の川崎市と相模原市では、新たな感染者は確認されなかった。
横浜市の感染者のうち5人は、いずれもクラスター(感染者集団)が広がっている聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(同市旭区)と、湘南泉病院(同市泉区)の職員。
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院では、新たに20~50代の女性看護師4人の感染が確認され、同病院での感染者は職員38人と入院患者35人の計73人となった。湘南泉病院では50代の女性看護師の感染が判明し、同病院での感染者は職員3人と入院患者4人の計7人に上っている。
このほか、県立えびな支援学校(海老名市)に勤務する50代の男性教員=横浜市在住=の感染も確認された。県教育委員会によると、男性教員は5日に発熱し、15日に陽性が判明。4月28日から在宅勤務しており、濃厚接触者はいないという。
また、県が発表した感染者のうち1人は、クラスターとなっている小田原市立病院(同市)に入院していた70代の男性患者で、同病院での感染者は職員16人と入院患者15人の計31人となった。