札幌の介護施設集団感染は計88人に 8つのクラスター5つで収束

北海道と札幌市は19日、道内で新型コロナウイルスに感染した患者1人が亡くなり、新たに3人の感染が確認されたと発表した。新たな感染者のうち1人はクラスター(感染者集団)が発生している札幌市北区の介護老人保健施設「茨戸(ばらと)アカシアハイツ」の入所者で、この施設の感染者は計88人となった。
また、札幌市は市内で発生したクラスターのうち、コールセンターについて「感染拡大が収束した」との見解を示した。
道によると、アカシアハイツで新たに感染したのは80代の女性。15日に発熱があり、19日に陽性と判明した。この施設では1日時点で感染者を2階、陰性の入所者を1階に区分けして接触を防ぐゾーニングを実施。女性はそれ以前に一度陰性と確認され、1階に入所していた。
札幌市はこれまで1階で感染が確認された職員や入所者について、「ゾーニング前の感染」との認識を示していた。しかし、女性はゾーニング後、潜伏期間とされる14日間を経過してから発症しており、市の担当者は「感染したのはゾーニング前と後の両方の可能性がある。対策を強化する」とした。
アカシアハイツの運営法人によると、19日時点で陽性患者23人を含む51人が施設入所を継続。介護職員が不足しており、今週に入り道内外から応援の介護士3人が加わったという。
札幌市によると、市内で発生した8つのクラスターのうち19日までに、ライブバー(中央区)▽札幌呼吸器科病院(白石区)▽札幌厚生病院(中央区)▽スポーツ教室▽コールセンター-の5つが収束した。
道によると、19日午後5時時点の道内の感染者は延べ1018人。治療中の患者は299人で、うち18人が重症。19日までに77人が亡くなった。