京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、殺人容疑で逮捕された青葉真司容疑者(42)の事件当時の記憶が一部、薄れていることが30日、捜査関係者への取材で分かった。
入院長期化の影響もあるとみられ、捜査員とのやりとりの中でようやく思い出す場面もあるという。京都府警は当時の状況を詳細に裏付けるなどして、動機解明を急ぐ。
青葉容疑者は昨年7月18日、第1スタジオの玄関付近にガソリンをまいて放火し、36人を殺害するなどした疑いが持たれている。
捜査関係者によると、青葉容疑者は事件について頭を整理できていない部分があるとみられ、出来事の細部などについて、思い出せない部分もある。
一方で、今月28日に本格的に始まった取り調べには丁寧に対応し、これまでに精神的な動揺も見られないという。
青葉容疑者は事件で大やけどを負い、一時、命を危ぶまれたが、皮膚移植手術を繰り返すなどして徐々に回復。府警は容体が安定したと判断し、約10カ月間の入院を経て同27日に逮捕した。
ただ、今も一人で座ったり食事をしたりできない状態で、ストレッチャーに横たわったまま取り調べを受けている。
[時事通信社]