マンション上階住人に4年半、中傷繰り返す 容疑の71歳を京都府警逮捕

マンションの上の部屋の玄関扉をたたいて大声で中傷したとして、京都府警中京署は4日、京都市中京区の職業不詳の女(71)を府迷惑行為等防止条例違反(つきまとい行為等)で逮捕した。同署によると、女はこの部屋に住む50代女性に対し、約4年半前から中傷を繰り返していたという。同署は他にもトラブルがあった可能性もあるとみて、余罪を追及する。
逮捕容疑は5月11、12、20日の昼夜にわたり、女性宅の玄関扉をたたきながら「開けてください、出てきなさい」「水まき女」「ひきょうなことしないで」などと大声で叫び、被害者を中傷したとしている。「そんなに多くのことを言っていない」などと容疑を一部否認しているという。
同署によると、女は2015年12月以降、「生活音がうるさい」「(ベランダを掃除した水の)しぶきが飛んだ」などとつきまとうようになった。女性は18年4月に同署に相談したが、報復を恐れて被害届は出さなかったという。つきまとわれる頻度が増え、20年5月に被害を同署に申し出ていた。【中島怜子】