東京都の小池百合子知事は3日、新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候を警告する「東京アラート」を2日に初めて発令してから一夜明け、夜の繁華街での感染者の増加を踏まえ「夜の外出は控えてほしい」と協力を求めた。
小池氏は「夜の街では自分の行動履歴を明確にしたがらない人が多い」とし、都職員が練り歩いて注意喚起するなどの対策を明かした。さらに「これまで多くの感染者が確認されていたのは病院関連だったが、夜の街関連に移ってきている」と懸念を示し、事業者に対して感染防止のガイドラインの徹底を要請していくとした。
都によると、この日の新規感染者12人のうち、7人が夜の繁華街が感染源とみられる。5月27日から3日までに判明した新規感染者計126人のうち、夜の街関連は39人で約3割を占める。うち半数近くは、新宿エリアのガールズバーやホストクラブなど接待を伴う飲食店。都の担当者は「夜の繁華街や3密発生のリスクが高い施設には、換気の徹底や利用客を対面で座らせないなどの対策を求めていく」と話した。
都内でこの日確認された感染者のうち感染経路が不明なのは6人だった。1日当たりの感染者が10人以上となるのは、1日の13人から3日連続で累計の感染者数は5295人。死亡が確認された人はいなかった。
都独自の緩和措置にかかる「モニタリング指標」では、1日当たりの新規陽性者数は約16・4人で、感染経路不明率は45・2%(ともに直近7日間移動平均)、週単位で比較した陽性者数は前週の1・95倍で、いずれも休業や外出自粛を再要請する基準を下回った。小池氏は「東京アラート」について「新規陽性者数など疫学的な数字と、医療態勢などを踏まえて解除のタイミングを判断したい」と話し、都民へ警戒を呼び掛けた。