菅原議員、秘書の行為認め謝罪「一部法に触れる事案あった」

選挙区内の有権者に秘書が香典を渡していた疑惑が浮上し、昨年10月に経済産業相を辞任した菅原一秀・衆院議員(58)(自民、東京9区)が16日、東京都内で記者会見し、香典や花を提供していたことを初めて認め、謝罪した。菅原氏は「一部公職選挙法に触れる事案があった」と違法性も認め、「認識が甘かったと反省している」と述べた。離党や議員辞職は否定した。
菅原氏を巡っては、週刊文春が昨年10月、菅原氏の公設秘書が選挙区内の支援者の通夜で香典などを渡した疑惑について報じた。公選法は、政治家が選挙区内の有権者に寄付することを禁じている。本人が弔問して香典を持参することは認めているが、秘書が渡した場合は違法となる。
菅原氏はこの日の会見で、近所や後援会関係者らの葬儀が年間約90件あり、自身は8~9割出席しているが、行けない場合に秘書が香典を持参していたと説明。葬儀前に故人の枕元に飾る枕花を届けたことも認め、総額は2017~19年の3年間で1年あたり約30万円に上ると明らかにした。
菅原氏は「枕花は香典の一部と同じような認識もあった。秘書が渡す香典も政治家としての売名行為ではないので、甘い考えもあったかもしれない」と述べた。 菅原氏に対しては、公選法違反容疑で告発状が出されており、東京地検特捜部が捜査している。