自民谷川氏陣営が買収疑い 衆院選長崎3区、書類送検へ

自民党の谷川弥一衆院議員(78)=長崎3区=が当選した2017年10月の衆院選で運動員に違法な報酬を支払ったとして、長崎県警が公選法違反(買収)の疑いで、陣営関係者を書類送検する方針を固めたことが18日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、選挙事務所の会計担当者らが衆院選終了後、複数の運動員に法定上限を超える日当を支払った疑いが持たれている。
谷川氏は長崎県議会議長などを経て03年に初当選し、17年に6選を果たした。文部科学副大臣などを歴任した。
選挙に関わった60代男性が19年7月、同容疑などで、総括主宰者とされる男性2人を県警に告発していた。