任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)に立候補している「れいわ新選組」の山本太郎代表(45)は、選挙戦2日目の19日、精力的に演説を行った。
地方債発行によって「総額15兆円で、あなたのコロナ損失を徹底的に底上げ」という政策を重点的に訴えた。具体的には「まずは全都民に10万円を給付」のほか、「東京都内の小学校、中学校、高校、大学、大学院、専門学校は全て1年間授業料無料にします。コロナで生活が不安定になった方々に、学びを諦めて欲しくない」など、力強く語った。
新宿区の高田馬場駅前で行った演説の終盤には「テレビ的には『放送禁止物体』となっております山本太郎ですが、この都知事選では取り上げざるを得ない状況のようでございます」と話した。告示日の18日の第一声の様子はテレビ各局で報じられた。
品川区の五反田駅前の演説でも「日常的には『放送禁止物体』として扱われております山本太郎ですが、この選挙を通じて、なんと公共の電波に乗ることになった。表現の自由が最も認められるのが、この選挙期間であるという、この国の特徴かもしれません」と自虐気味に話すと、聴衆から笑いも起こっていた。
その後は「都知事になる決意でやっております。もう絶望するような世の中、そろそろ変えなきゃ嫌なんですよ。私自身が自分の将来に自信がない。どうなるかわからない。どうして私が自分の人生を180度変えて活動するかといったら、自分の将来を守りたいんですよ。そういうセーフティーネットを整備したい。自分勝手に聞こえるかもしれないが、私が困った時に進んで手をさしのべてくれるような社会、行政、国にしたい。自分のためであったとしても、ひいてはみんなのため。みんなのためにやっているんです」と熱く訴えかけると、約100人の聴衆から拍手が起こった。
都知事選は過去最多の22人が立候補。再選を目指す無所属現職の小池百合子氏(67)のほか、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、前熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、政治団体「ホリエモン新党」から出馬したNHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首(52)らの候補者がいる。