【独自】河井夫妻のスマホ押収、議員らとの接触をGPSで特定…検察

昨年7月の参院選を巡る大規模買収事件で、検察当局が、衆院議員の河井克行・前法相(57)(自民党を離党)と妻の案里・参院議員(46)(同)が現金提供先の地元議員らと会った日時や場所の一部について、全地球測位システム(GPS)の位置情報やカーナビゲーションの使用履歴から特定したことが関係者の話でわかった。検察当局は3月、夫妻のスマートフォンを押収していた。
克行容疑者は、案里容疑者が広島選挙区の自民党公認候補に決まった直後の昨年3月下旬頃~8月上旬頃、票の取りまとめや投票を依頼する趣旨で、地元議員ら94人に計約2570万円を提供したとして公職選挙法違反(買収)容疑で東京地検特捜部に逮捕された。案里容疑者も5人分の計170万円について共謀した疑いがある。
関係者によると、検察当局は今年1月以降、夫妻の関係先を捜索し、地元議員や陣営関係者らの氏名や金額が記載された複数のリストを入手。3月には東京都内のホテルに滞在していた夫妻のスマホを押収し、陣営の運転手やリストに掲載されていた議員らからもスマホの提出を受けた。