世界最小の恐竜の卵=新種の化石、兵庫で発見―筑波大など

筑波大と兵庫県立人と自然の博物館(同県三田市)などの国際研究チームは28日までに、同県丹波市の前期白亜紀(約1億1000万年前)の地層から、恐竜の卵としては世界最小となる新種の化石を発見したと発表した。同博物館で30日から8月31日まで展示する。
化石が見つかったのは、大型竜脚類の「丹波竜」などが見つかっている丹波市の地層(篠山層群)。筑波大の田中康平助教らは、2015、17年の試掘で卵の化石四つが見つかった地点の周囲を発掘調査し、卵の破片など4種の化石を発見した。
見つかった化石を詳しく調べたところ、うち2種が殻の微細構造などから新種と判明。このうち1種は長さ約4.5センチ、幅約2センチ、重さは推定約10グラムとウズラの卵並みで、これまで見つかった恐竜化石で最も小さかった。
親恐竜の姿は分からないが、類似する化石との比較などから、小型獣脚類と呼ばれる恐竜の仲間と推定。「小さい」の意味を持つ日本語の「ひめ」と、06年に丹波竜を発見した村上茂さんにちなみ、学名を「ヒメウーリサス・ムラカミイ」と名付けた。
[時事通信社]