京都府綾部市のNPO法人「里山ねっと・あやべ」は7月1日、政府が全世帯向けに配布した布マスクを、カブトムシなどと交換する「あやべわらしべマスク」プロジェクトを始める。マスクは同市内の「子ども食堂」などに寄付して有効活用してもらう。交換は同31日までで、交換なしの寄付も受け付ける。
政府は各世帯にマスク2枚を配布したが、既に「マイマスク」を持っている人も多い。同NPOのスタッフが「せっかくもらっても予備になるなら、誰もが幸せになる方法で、必要とする人に渡せないか」と、昔話の「わらしべ長者」をヒントにプロジェクトを考案した。
同NPOが運営する同市鍛治屋町の「綾部市里山交流研修センター」は、マスク1袋と人工飼育するカブトムシ1匹を交換する。1日から予約を受け付け、先着順で限定50匹。同11、12の両日、同センターで引き渡す。同市位田町の「綾部ふれあい牧場」にも協力してもらい、マスク1袋を牧場内の食堂「ハイジのキッチン」に持参すると、ソフトクリーム1個と交換する。
同NPO事務局の森慎一次長(55)は「子ども食堂など、まだまだマスクが不足している。賛同者が増えることを期待している」と話した。
布マスクは未開封のものに限る。カブトムシの予約・問い合わせは同NPO(0773・47・0040、午前9時~午後5時)まで。研修センター、ふれあい牧場とも火曜定休。【佐藤孝治】