大阪の2人死亡火災、放火の被告に懲役16年判決…「ホームレス生活のうっぷん晴らすため」

大阪府熊取町で2018年、高齢夫婦が死亡した住宅火災で、現住建造物等放火、重過失致死両罪などに問われた無職谷口正一被告(69)の裁判員裁判で、大阪地裁は8日、求刑通り懲役16年の実刑判決を言い渡した。中川綾子裁判長は「住民が気づきにくい深夜に住宅を燃やす危険性の高い行為に及び、結果も重大で、刑事責任は重い」と述べた。
判決によると、谷口被告は18年12月5日深夜、熊取町内のガレージで可燃物にライターで火をつけ、隣接する佐々木良雄さん(当時80歳)方を燃やし、佐々木さんと妻の勝子さん(当時74歳)を一酸化炭素中毒で死亡させるなどした。
中川裁判長は「被告はホームレス生活のうっぷんを晴らすために放火しており、動機に酌量の余地はない」と指摘した。