コロナ感染の保健師が業務の避難所、PCR検査希望の226人全員陰性

九州豪雨の被災地支援で熊本県に派遣されていた高松市の男性保健師が新型コロナウイルスに感染していたことを受け、熊本県は14日、男性が業務に当たった2カ所の避難所の計226人にPCR検査を実施し、全員が陰性だったと発表した。
男性保健師は、熊本県球磨村の被災者の避難所になっている人吉市立第一中学校と多良木町の旧多良木高校で業務に当たった。14日午後6時現在で第一中に111人、旧多良木高に224人が避難しているが、県によると検査を希望する避難者や、避難所運営に関わる行政機関の職員らを対象に第一中119人、旧多良木高252人の計371人から検体を採取。226人の検査を終えた。残る145人の検査を進める。
球磨村によると、避難者を別の施設に移動させる方針はなく、避難所を移りたいという希望も出ていないという。旧多良木高に避難している70代男性は「県職員から『きょうは外出を控えてほしい』と言われ、家の片付けができずに困っている。ぜんそく持ちなので、感染したらひどくなると頭をよぎり、少し怖い」と話した。一方で、人吉市によると、第一中では13日中に施設の消毒を済ませたが、「登校が不安」などとして欠席する生徒もいたという。【清水晃平、池田美欧、平塚裕介】