岐阜の豪雨で倒れたスギは御神木だった 中山道の宿場町見守り続けて1200年

岐阜県瑞浪市大湫町の「大湫神明神社」で11日夜に倒れた高さ40メートル超、幹回り11メートルのスギの御神木は、樹齢1200~1300年と推定され、中山道の宿場町を行き来する人々を見守り続けた御神木だった。【熊谷佐和子、井口慎太郎】
11日午後10時40分ごろ近くの住民から「木が倒れ自宅から出られない」との119番があり発覚。この住宅にいた7人にけがはなかった。12日には地元住民たちが御神木をチェーンソーなどで切り分け、トラックの荷台に積む作業をした。
市によると御神木は2004年に落雷被害を受け、12年には土壌改良するなどの保護をしてきた。今回の豪雨で地盤が緩み、倒れたとみられる。なたで枝を切っていた山口清重さん(78)は「手は尽くしてきたが、いつかは倒れると思っていた。けが人が一人もでなかったことが救い」と胸をなで下ろしていた。