新種のエビ発見、国際学術誌に掲載…はさみ脚のトゲなど従来種と相違

和歌山県の串本海中公園センターと千葉県立中央博物館は17日、串本町沿岸で新種のエビ「キイカギテシャコエビ」を確認し、動物分類学の国際学術誌「Zootaxa(ズータクサ)」に掲載されたと発表した。
新種のエビは白みがかった半透明で体長約1センチ。同センターの平林勲学芸員が2018年5月、水深14メートルで見つけた。
平たいカマのようなはさみ脚(第1胸脚)を持つ「カギテシャコエビ」と判明したが、はさみ脚のトゲの数や大きさなどが従来の種と異なるため、甲殻類に詳しい同博物館の駒井智幸・動物学研究科長に精査を依頼し、新種と判明した。名前は紀伊半島にちなんで名付けられた。
海底に穴を掘って隠れるので探すのは困難という。平林学芸員は「何とか採集して、謎に包まれた生態を調べたい」と話している。