茨城県守谷市の常磐自動車道で昨年8月、「あおり運転」をした上、男性会社員を殴ってけがをさせたとして、強要と傷害の罪に問われた会社役員宮崎文夫被告(44)の初公判が27日、水戸地裁(結城剛行裁判長)であった。愛知、静岡両県で起こしたあおり運転事件も合わせて審理され、宮崎被告は「間違いありません」と3事件の起訴内容を認めた。
被告人質問で宮崎被告は、あおり運転の理由を「進路をふさがれるなどの妨害を受け、嫌がらせをされたと感じた」と説明。「被害者に怖く痛い思いをさせてしまい、申し訳ない。二度と繰り返さないよう努めていきたい」と涙ぐみ、頭を下げた。
茨城の事件では、被害男性の車に搭載されていたドライブレコーダーが、被告の一連の行為を記録していた。検察はあおり運転について悪質性を重視し、罰金刑の可能性がある暴行罪などではなく、懲役刑しかない強要罪を適用した。
起訴状によると、宮崎被告は2019年8月、常磐道上り線で幅寄せや割り込みなどをして会社員男性の車を止めさせ、「今すぐ出てこい。殺してやる」などと怒鳴り、男性の顔を5回殴り軽傷を負わせたとされる。また、愛知県岡崎市や浜松市の新東名高速でも、割り込みや蛇行運転などをしたとされる。
[時事通信社]