東京都心の上空を旅客機が通過する3月から始まった羽田空港(東京都大田区)の新飛行ルートについて、国土交通省は4日、開始から1カ月間の騒音の測定結果を公表した。事前の推計値を上回ったのは全体の18%で、平均で4デシベル大きい地点もあった。
同省の担当者は「引き続き状況を注視する。同じような傾向が続く場合、原因を追究していく」と話している。航空機からの落下物は確認されなかった。
同省は、東京、神奈川、埼玉の3都県に設置した19カ所で、大型、中型、小型機に分類して騒音を測定。周辺住民に対して事前に説明していた51例の推計値と比較した。
その結果、9例で住民らに説明していた平均推計値より1~4デシベル大きかった。川崎市東部で測定された騒音は推計値より低かったが、パチンコ店内と同等の最大89デシベルに達した。
推計値を下回ったのも全体の18%だった。測定結果の公表は運用開始以降初めてで、今後は2カ月に1回の頻度で公表する。
[時事通信社]