福岡市は4日、7月以降に市内で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が、市内各地の飲食店など広範囲に広がっているとの分析結果を明らかにした。感染者の8割は、酒類を提供する店に由来していることも判明。市は感染防止対策の徹底を業界団体に呼びかけることを検討している。
市によると、7月1日~8月3日に市内で21件のクラスターが発生し、延べ277人が感染した。
このうち、九州最大の歓楽街・中洲では、キャバクラやクラブで3件発生し、56人が感染。中央、南区のナイトクラブやカラオケバー、スナックなどでは6件、123人が確認された。
酒類が提供される飲食店の利用者から学校などで感染が広がったとみられるクラスターは6件、46人。飲食店で感染した親から子どもに感染し、通学先の中学校で感染が拡大したと疑われるケースがあった。
酒類が出される飲食店と無関係のクラスターは6件、52人にとどまった。
高島宗一郎市長は4日の定例記者会見で、「業界ごとに出されるガイドラインを守っていない店に(ガイドラインを)守ってもらうことが根本療法になる」と述べた。