広い範囲で猛暑が予想された10日は、昼前から各地で気温がぐんぐん上昇した。
気象庁によると、午前8時までに30度に達し、真夏日となったのは、全国921の観測地点のうち、119地点に上った。午後2時の時点で30度以上の真夏日は、652地点に、35度以上の猛暑日となったのも164地点に上るなど、今年1番の暑い日になった。
各地の気温は、午後2時20分までに、岐阜県多治見市で38・6度となったのをはじめ、富山市で38・5度、大阪府八尾市で38・2度、奈良市と群馬県桐生市で38・0度など。いずれも、今年の最高気温を大きく上回った。
東京都内でもうだるような暑さとなっていて、府中市で36・0度、練馬区で35・5度、千代田区と青梅市で35・2度まで気温が上がり、猛暑日となった。
気象庁は、東京都や埼玉県など1都6県に「熱中症警戒アラート」を発表し、外出を避けるなど最大限警戒するよう、呼びかけていた。