国民民主党の玉木代表は11日、党本部で臨時の記者会見を開き、分党する考えを表明した。いったん解党した後に再結党する国民民主党に残る議員と、立憲民主党に合流する議員に分かれ、事実上分裂する。玉木氏自身は立民に合流しない。
玉木氏は、国民と立民の幹事長、政調会長による合流協議で、新党の綱領や代表選規定などの合流条件について合意したことを明らかにした。
その上で「消費減税など、軸となる政策の一致は得られなかった。理念や政策が異なる人が集まって無理やり党を作っても(民主党が寄り合い所帯とやゆされた)過去の反省を生かせない」と強調した。党内では合流について賛否が分かれているとして「円満に物事を進める道は分党しかないという結論に至った」と語った。
国民は19日にも両院議員総会を開き、正式に分党を決める方針だ。国民は2018年に民進党と希望の党が事実上合流して結党。現在、衆院議員40人、参院議員22人が所属している。
国民と立民の合流協議では、立民が先月15日に両党を解党して新党を設立し、党名を「立憲民主党」にすることを提案した。国民は「民主的な手続き」による党名の決定や消費減税など主要政策の一致を求めた。これに対し、立民は今月7日、代表選と党名をセットで投票する案を示していた。
一方、立民は11日の常任幹事会で、両党がまとめた綱領案などを了承した。立民の福山幹事長は記者団に「国民民主党には変わらず大きい固まりを作ることを求める」と述べた。