【独自】太陽研究者、小惑星の名に…望遠鏡「せいめい」新設の柴田・京大名誉教授

太陽の研究で知られる宇宙物理学者の柴田一成・京都大名誉教授(65)にちなみ、天体の名称を管理する国際機関「国際天文学連合(IAU)」が今年6月、小惑星の一つに「Shibatakazunari」と命名した。東アジア最大級の口径を誇る京都大の望遠鏡「せいめい」(岡山県、口径3・8メートル)の新設など、天文学に対する貢献をたたえた。
柴田さんは太陽表面の爆発現象に関する国内の第一人者。昨年まで15年間、京都大の付属天文台長を務めた。2018年に完成した「せいめい」の工事だけでなく、1929年に設立された京都大の「花山天文台」(京都市)の維持に尽力した。
今回の小惑星は直径4・8キロ・メートルで、火星と木星の間の小惑星帯にある。小惑星の発見者はアルファベット16文字までの名前を提案でき、発見したアマチュア天文家が所属する愛好家団体「東亜天文学会」(本部・神戸市)が、柴田さんをIAUに推薦した。
柴田さんは、今年3月末に京都大を定年退職した。「太陽の研究者の名前が小惑星に付くのは不思議な気分。天文学を志す人の励みになれば」と喜んだ。