GoTo利用者の感染は1人 対象のホテル・旅館で 菅長官、継続の考え強調

菅義偉官房長官は24日の記者会見で、開始から約1カ月が経過した政府の旅行需要喚起策「Go Toトラベル」について、1カ月間の延べ利用者は少なくとも200万人に上ったと明らかにした。施策による新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念される中、割引対象に登録されたホテル・旅館で判明した感染者は10人で、うち1人が「Go Toトラベル」の利用者だったという。
菅氏は「観光は(新型コロナの影響で)瀕死(ひんし)の状態だというのは言い過ぎではないと思う」と、低迷する観光産業を下支えするために必要だと強調。「3密(密閉、密集、密接)を避ける、大声を出さない、マスク・手洗いなどの基本的な対策をすれば、感染リスクは減らすことができる。必要に応じて専門家の意見をうかがいながら、適切に運用していきたい」と述べ、今後も継続していく考えを改めて強調した。
ただ、全国の主要観光地のお盆(8月15日)の人出は前年を下回っているケースが目立ち、観光庁によると、参加登録した宿泊事業者は全体の5割に届いていない状況だ。「1カ月で200万人」の利用者が観光産業をどこまで下支えできたのかは不明瞭だ。【秋山信一】