懲りないイソジン吉村府知事「うがい薬」固執の悪あがき…今度はドイツ論文引用

今月4日、ポビドンヨードを含むうがい薬で「コロナに打ち勝てる」と胸を張り、批判を浴びた大阪府のイソジン吉村知事が反撃に出た。

22日、自身のツイッターに〈米国感染症学会の機関誌に7月29日に公開された独ルール大学(編集部注:ウルム大学の誤りか?)による新型コロナウイルスにおけるうがい薬を用いた殺ウイルス効果の研究レポート原文〉と投稿。研究チームの論文を添付し、うがい薬に「殺ウイルス効果」が認められたことをにおわせている。この論文、どんな内容なのか。

「うがい薬に使われる化学物質の効果を試験管とシャーレの中で調べたものです」とは、ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)だ。

「実験は感染者の喉から採取した新型コロナウイルスを培養し、うがい薬に含まれるヨードなど8種類の物質に浸しました。その結果、新型コロナウイルスの周囲の殻の部分にある突起物『スパイク』が壊れる現象が認められた。このスパイクによって他人に感染することから、ウイルスの感染力が弱まったというのです」

ただし、人間の喉で調べたわけではない。

■「殺ウイルス」は言い過ぎ

「繰り返しますが、あくまでも試験管とシャーレでの実験。感染者にうがいをさせて他人への感染力を調べたわけではない。論文の執筆者も、これからヒトを使って臨床試験をする必要があると記しています。吉村知事は『殺ウイルス』という言葉を使っていますが、壊れたのはあくまでもスパイクを含む殻の部分で、ウイルスの核であるRNAは破壊されていない。だから、『失活』と表現するのが適切です」(左門新氏)

イソジン知事の悪あがきか――。