アジアゾウの洋子死ぬ 飼育員にも最期の姿見せず 千葉・市原ぞうの国

千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」で飼育されていたアジアゾウの洋子が17日、老衰のため死んだ。推定年齢52歳で、国内のアジアゾウで3番目の高齢だった。
ぞうの国によると、洋子は13頭いるゾウの中で一番体が大きく鼻も長く、優しい性格で他のゾウたちからも慕われて大切にされていた。2019年7月から後ろ脚が不調で、ショーへの出演を控えていたが、14日に立ち上がれなくなり、17日夕方に飼育舎で息を引き取った。担当者は「24時間看護していた飼育員が離れた一瞬のうちに逝ってしまった。最期の姿を見せない洋子らしい気配りだったのだろう」。勝浦市にある関連施設「勝浦ぞうの楽園」の墓地に埋葬され、9月3日午後3時からぞうの国でお別れの会を開く。
洋子は、新潟県内唯一の本格的動物園だった月岡動物園で子どもたちの人気を集めていたが、1991年の閉園を控えた89年にぞうの国に引き取られた。ぞうの国には新潟以来の洋子ファンが絶えず、4月にも母娘が来園して「やっと再会できました」と喜んでいたという。【金沢衛】