岡山県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議が27日、県庁で開かれ、伊原木知事は、感染者らへの差別防止を呼びかけるキャンペーンを始める考えを明らかにした。
会議では、7月2日から今月25日までで116人の感染者が出たことなどが報告された。飲食店などの「夜の街」でのクラスター(感染集団)のほか、家庭内での感染拡大もあり、伊原木知事は「感染したくて感染したわけではない。誰もが感染する可能性がある」とし、「人権侵害はやめてほしい」と述べた。
県によると、感染者本人やその家族に対して、▽住所や職場がSNSでさらされている▽近所から中傷を受けて外出できない▽回覧板が回ってこなくなった――などの差別的行為が確認されているという。
県は、これらの行為が症状のある人の受診を遠ざけて感染拡大につながりかねないとして、差別防止を呼びかけるチラシをつくった。28日以降、JR岡山駅前などで啓発活動を進める。
このほか、秋の行楽シーズンは、「3密」を避けて県内や近隣県で楽しむことを県民に求めることが決まった。