1人暮らしの高齢男性宅に放火し焼死させた毒婦の凶悪手口

1000万円の借金返済を免れるため、27歳年上の男性を焼き殺していた。宮城県大崎市に住む無職、菊池稔男さん(当時72)の自宅に火をつけ、殺害したとして同市の無職、岩崎恭子容疑者(45)が27日、強盗殺人と現住建造物等放火容疑で県警捜査1課に逮捕された。

1月15日午前8時45分ごろ、岩崎容疑者は菊池さんの木造平屋建て住宅と作業小屋(延べ約215平方メートル)に火を放って全焼させ、菊池さんを焼死させた疑い。

菊池さんは長年連れ添った夫人と10年ほど前に離婚、1人暮らしをしていた。そこへ保険外交員をしていた岩崎容疑者が急接近。頻繁に菊池さんの自宅を訪れ、身の回りの世話などをし、金を借りた。借金は1000万円まで膨れ上がり、岩崎容疑者は再三、菊池さんから返済を迫られていたようだ。

「岩崎容疑者は数年間にわたって菊池さんから借金を重ね、メモ書きの借用書のようなものが残されていた。菊池さんの遺体には目立った外傷はなかったが、殺害現場の状況に不自然な点があり、放火の疑いが浮上した。犯行に及んだのが明るい時間帯であることから、菊池さんが逃げ出せないようにしたのではないか」(捜査事情通)

菊池さんは元会社員で、退職後は仕事をせず、子どもたちは別の場所で暮らしていた。

近隣住民がこう言う。

「菊池さんは、近所付き合いはまったくなかった。岩崎容疑者の逮捕まで半年以上かかったのも、誰も菊池さんのことを知らなかったからでしょう。ただ、お酒が好きだったみたいで、市街地のスナックにはよく行っていたようです。岩崎容疑者以外にも金を貸していたと聞きましたが、せいぜい10万円とか20万円だと思っていた。決して裕福な暮らしではなかったのに、なぜ、そんな大金を持っていたのでしょうね」

別の近隣住民はこう話す。

「女は菊池さんの軽自動車を乗り回していました。だから車がある時は、女が来ているのだと分かりました。菊池さんは、自分のことは一切、話さず、他人と交流を持とうともしなかった。もちろん会っても挨拶もありません。そんな菊池さんを頻繁に訪ね、随分、親しくしていたようですから、気前よくお金を貸していたのでしょう。2人の出会いのきっかけは保険の営業だという話です。放火された時は、火の勢いがものすごく、駐車場を見たらすでに軽自動車はありませんでした」

高齢者をタラし込んで大金をせしめ、揚げ句に殺害とは、あまりにもむごい。