ありがとう「としまえん」多くの人々が別れを惜しむ…94年の歴史に幕

1926年に開業した東京・練馬区の遊園地「としまえん」が31日、閉園の日を迎え、シンボルだった回転木馬の最終運転など「ファイナルセレモニー」で94年の歴史に幕を下ろした。セレモニーでは運営会社の依田龍也代表が「これほどまで愛されていた『としまえん』に勤めることができ、誇りに思っています」と感謝を述べた。
同園のシンボルとして多くの人を楽しませてきた回転木馬「カルーセルエルドラド」も、大勢の人々に見守られながら、最後の役目を終えた。消灯の瞬間には割れんばかりの拍手に包まれ、「お疲れさま」という声が飛び交った。
近所に住む78歳の女性は目に涙を浮かべながら「さびしい」とつぶやいた。82歳の夫は「子供が幼稚園の時は毎日のように来ていた。あるのが当たり前でした」と長年愛した遊園地との別れを惜しんだ。閉園時間の午後9時を過ぎても別れを惜しむ多くの人々が園内に残り、記念撮影などを行った。跡地の大半は東京都が買収し、映画「ハリー・ポッター」のテーマパークが2023年に開業を予定している。