安倍首相の後継を決める自民党総裁選で、党総裁選挙管理委員会(委員長=野田毅・元自治相)は2日午前、党本部で会合を開き、8日告示、14日投開票の日程を正式に決めた。支持を広げている菅官房長官は2日夕に記者会見し、立候補を正式に表明する。
総裁選は、菅氏、すでに出馬を表明している岸田政調会長、石破茂・元幹事長の3氏が争う構図となる。3氏は14日の党両院議員総会で、国会議員394票と都道府県連代表141票を巡り争う。新総裁は16日召集の臨時国会で新首相に指名される見通しだ。
菅氏の立候補表明に先立ち、二階派と石原派は2日午前、派閥幹部が国会内で菅氏とそれぞれ会談し、支援を伝えた。菅氏は「天下国家のために全力を尽くして頑張る」と応じた。党内第2派閥の竹下派は2日午前、会合を開き、菅氏を支持する方針を確認した。
最大派閥の細田派や、竹下派と並ぶ第2派閥の麻生派も菅氏支持の方針を決めている。党内7派閥のうち5派閥が菅氏を支援する。無派閥の議員も加えると、菅氏は党所属国会議員の約7割を固めた形だ。
岸田氏は巻き返しに躍起だ。岸田氏は2日午前、東京都内で記者団に「国民の受け止めが変われば、国会議員の心も動かすと信じている。これからも努力を続けていきたい」と述べ、党内の支持拡大に全力を尽くす考えを強調した。
石破氏は2日午前、フジテレビの番組で「この国をどうするのかという選択肢をきちんと示したい」と語った。