台風10号接近、福岡市内も閑散 公共交通機関の運行見合わせ相次ぐ

台風10号の接近に伴い、九州の公共交通機関は6日から相次ぎ運行を見合わせた。普段の日曜日は買い物客らでにぎわう福岡市の中心街でも夕方には商業施設が軒並みシャッターを下ろし、早々に人通りがまばらになった。
6日午後、福岡市のJR博多駅では、新幹線や在来線が順次運休するのを前に、急いで帰宅したり避難したりする人たちの姿が見られた。福岡市内から新幹線で避難しようとしていた女性(64)は「台風9号でも自宅がかなり揺れて怖かったので、暴風域に入らなそうな所にと思い、今から広島に向かいます」。愛知県から出張で来た会社員男性(20)は「台風で仕事は7日以降にずれこんだ。ホテルで待機するしかない」と話した。
繁華街の天神周辺では、岩田屋や福岡パルコなどの百貨店や商業施設が午後から次々と臨時休業に入った。街が閑散とする一方で、天神周辺の立体駐車場の入り口にはマイカーを避難させようとする市民の車が列をつくった。約200台を止められる天神の綾杉立体駐車場は午前11時ごろには満車に。浸水の危険性が低い2階以上で屋根や壁があるスペースに空きがないかという問い合わせが朝から相次いだという。スタッフの男性は「商業施設が休業する中でこんなにいっぱいになるのは初めてだ」と驚いていた。【山口桂子】