日本海側に「フェーン現象」か 新潟・胎内で38度 台風10号影響

台風10号の影響により、本州周辺の広範囲で大気が不安定になっている。7日は台風と離れた東海地方などでも大雨に見舞われたほか、日本海側では最高気温が35度以上の猛暑日となった。気温の上昇は「フェーン現象」によるものとみられ、8日も東北や北陸、中国、四国で猛暑日となる地域がありそうだ。
気象庁によると、台風10号は7日午後に朝鮮半島へ抜けたが、台風へ向かう湿った南風が広い範囲で吹き続けている。この南風が山を越えて日本海側に吹き下ろし、気温を上昇させる「フェーン現象」を引き起こしている。7日の各地の最高気温は、新潟県胎内市38・2度▽山形県鶴岡市37・5度▽石川県輪島市37・0度――など。秋田、鳥取両県などでも36度を超える地点があった。
一方、湿った南風は太平洋側で雨雲を発達させ、東海、関東甲信地方などで局地的に大雨が降った。神奈川、静岡、愛知など竜巻注意情報が発令された県もあった。気象庁は「8日は日本海側で熱中症対策が必要。他の地域でも天候の変化に気を付けてほしい」としている。【黒川晋史】