全国の公立校冷房設置率、教室は年度末に9割に 体育館は設置進まず

文部科学省は19日、全国の公立学校(小中学校、特別支援学校など)の冷房設置率(9月1日時点)を公表した。授業で主に使う普通教室は全国で78・4%で前年同期比18・2ポイント増だった。今年度末に9割に達する見通しだという。
小中学校の普通教室の冷房設置率は、都道府県別では、高い順に、東京都、滋賀、香川県100%▽福井県99・9%▽群馬県99・5%▽茨城県99・2%など。
昨夏に愛知県で校外学習から冷房のない教室に戻った小1の男児が熱中症で死亡したことなどを受け、文科省は18年度補正予算で臨時特例交付金の制度を創設し、設置費の3分の1が補助されたため設置が急速に進んだという。
寒冷地は低く、北海道0・8%▽岩手県20・5%▽秋田県18・7%▽青森県5・6%など。今年度末で岩手県は8割超になる見通しだが、北海道、青森、秋田県は40%以下にとどまる見通し。小中学校の体育館の設置率は全国で3・2%(前年同期比1・2ポイント増)。災害時に避難所としての利用が想定されるが、補助の対象外のため設置が進んでいないとみられる。【水戸健一】