兵庫県淡路市教育委員会が小学1~3年生に学習用タブレット端末を貸与する計画をめぐり、980台分の発注先を決めるため実施した入札で、市内の家電販売店が落札しながら、その後に納品を辞退したことが分かった。市教委は再度、入札をする方針だが、納期がずれ込むのは必至という。
市教委学校教育課によると、国が進める「GIGAスクール構想」の一環。全児童生徒を対象とし、2014年度から市内小学校11校と中学校5校にタブレット端末の配備を進め、既に小4以上へ貸与を終えた。
市教委は貸与完了の目標を22年度末としていたが、新型コロナウイルス禍の臨時休校で有用性の認知度が高まったこともあり、小学校低学年への配備も時期を前倒し。今年12月中に完了する方針に変更した。
これに伴い今月上旬に実施した指名競争入札で、複数業者が参加する中、この家電販売店が落札した。しかし、仮契約の締め切り日に突然、市教委に納入辞退を伝えてきた。
関係者によると、端末の台数を確保するめどが立たないまま入札に加わったと説明しているという。
これを受け、学校教育課は急きょ別の発注先を決める必要に迫られている。「できるだけ早く子どもたちに端末が届けられるようにしたいが、各校への納入が予定より遅れることは避けられない」としている。