4連休明けの通勤時間帯直撃 4万9000人に影響 福岡市地下鉄で火災

23日午前8時25分ごろ、福岡市地下鉄空港線の赤坂駅(同市中央区)で、JR九州が筑肥線から乗り入れている車両のパンタグラフ付近から出火し、間もなく消し止められたものの構内は一時騒然となった。けが人はいなかったが市地下鉄が一時、空港線と箱崎線の全線で運転見合わせになるなど4連休明けの通勤時間帯を直撃し、地下鉄と筑肥線で延べ約4万9000人に影響した。
出火したのは市地下鉄に乗り入れているJR筑肥線の西唐津(佐賀県唐津市)発福岡空港行き(6両、乗客約1000人)。市交通局によると、赤坂駅の1駅前の大濠公園駅を過ぎたところで10秒間ほど車内の照明が全て消え、赤坂駅のホームに入ると前から5両目のパンタグラフ付近から出火していたという。乗客はすぐ車外に避難させ、駅員らが火を消し止めたが、ホームには一時白煙が立ちこめた。
火災後、市地下鉄は空港線と箱崎線の全線で一時運転を見合わせた。順次復旧したものの約5時間半後の全線復旧までに上下計145本が運休するなど乗客約3万7000人に影響した。筑肥線も上下計68本が運休するなど乗客約1万2000人に影響した。
JR九州によると、現時点で出火原因は不明。筑肥線では9月11、14、16日の運行後、西唐津駅構内にある車両基地での点検中、パンタグラフが変形しているのが相次いで見つかっていた。変形の原因は分かっておらず、同社は「今回の火災との関係は分からない」としている。【大坪菜々美、下原知広】