高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場の選定に向けた文献調査への応募検討を巡り、寿都町の反対派住民は23日、片岡春雄町長が8月に「町民に伺いを立てるとかえって面倒になる」と発言していたとして、「町民への裏切りだ」と抗議する文書を片岡町長に提出した。
提出したのは、応募に反対する署名活動を行う「子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会」。
同会はNHKの報道を引用し、片岡町長が8月7日の町議会全員協議会で「町民に伺いを立てるとかえって面倒になる」と発言していたと指摘。「元々は住民説明会をする意思はなかった。町民への裏切り行為だ」と批判した。
また、同会は片岡町長が「反対が51%以上なら(応募は)無理」と10日の住民説明会で明言した発言を巡り、公開質問状も提出。この発言後、同会が行った反対署名を「署名の趣旨が異なる」と否定し、判断材料にするかは「悩ましい」と述べた町長に対し、署名は文献調査への反対について尋ねたものだと主張。「町長は都合が悪くなった自らの発言を撤回した」と非難し、認識をただした。【高橋由衣】