東京地裁立川支部(東京都立川市)では30日、午後に始まる白石被告の初公判を前に傍聴希望者が朝から列をつくった。同支部によると、午前10時45分の受け付け終了までに625人が訪れ、抽選倍率は48倍だった。
起訴状などでは、白石被告は2017年8~10月、SNSで自殺願望をつづった女性8人(当時15~26歳)と男性1人(同20歳)を自宅におびき寄せて絞殺。被害者全員から現金を奪って遺体を切断するなどしたとしている。審理は11月26日まで23回実施され、判決は12月15日に予定されている。
傍聴券を求めて並んだ千葉市の東京海洋大1年の女子学生(21)は「SNSを心のよりどころにする人が増える中、若い女性がなぜ事件に巻き込まれたのか、事件の背景を知りたい」。神奈川県鎌倉市の会社員男性(35)は「この事件は人間の所業ではないと気になっていた。被告がどんな人物なのかこの目で確かめ、動機や犯行時の心境を本人の口から直接聞きたい」と語った。