静岡県三島市のNPO法人グラウンドワーク三島(GW三島)が、1日、新型コロナウイルス対策としてネパールへ贈るマスク(段ボール箱16箱分、1万1273枚)を車に積み込み、東京都内のネパール日本友好協会東京事務所に運んだ。5日の羽田発のネパール航空便で、日本在住のネパール人が集めた約3万6000枚とともにネパールに届ける。
GW三島は6月から市民らにマスクの寄付を呼びかけていた。当初は8月中旬に空輸する予定だったが、飛行機が飛ばず、輸送できずにいた。一方、マスクは8月以降も集まり続け、枚数がほぼ倍増した。首都・カトマンズの貧困地区で配られる予定。
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、ネパールの感染者は7万7817人、死者は498人で、ともに日本よりも少ない。しかし、GW三島の渡辺豊博専務理事はネパール政府関係者から電話で聞いた話として「ロックダウン解除後、ネパール人の出稼ぎ者も含めてインドから7万5000人以上が入国し、1日に1000人以上の感染者が出ている。政府も被害の状況が把握できていない」と明かす。
GW三島は2015年のネパールでの大地震の支援もした。今年3月、カトマンズの世界遺産の寺院にバイオトイレを設置する予定だったが、トイレを現地に運べずにいる。【石川宏】