人をひいた現実、受け入れたくない…弁護士ひき逃げの男

3日午前4時5分頃、福岡市中央区渡辺通1の渡辺通りで、人がうつぶせで倒れているのを通行人が見つけ110番した。福岡県警中央署の発表では、倒れていたのは同市南区大橋4の弁護士小林正幸さん(44)で、意識不明の重体。同署はひき逃げ事件として捜査し、午後4時5分頃、住居不定の自称風俗店従業員の男(31)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。安全確認が不十分で小林さんをはねて骨折などのけがを負わせ、そのまま逃げた疑い。「前をよく見ていなかった。人をひいた現実を受け入れたくなかった」と供述しているという。