日本の総理代理は5人選定済み 継承順1位は麻生副総理

日本でも首相が死亡や病気、海外出張等、何らかの理由で職務を遂行できなくなった場合に代行する「臨時代理」を5人置くことが、内閣法によって定められている。
米国では役職で継承順が決められている一方で、日本は組閣時に首相が経験などを勘案して指名。菅義偉首相も最初の閣議で、第1位の麻生太郎副総理兼財務相(80)を筆頭に、5人を選んだ。
なお、安倍晋三前首相は、新型コロナウイルスの感染が拡大した今年3月以降、新型コロナ対策本部会合など閣僚が参加する会議では、自身が出席する場合には、現在と同じく継承順1位だった麻生氏を欠席させる方針を取っていた。政権のナンバー1、2が濃厚接触によってそろって感染し、政府の機能がストップしてしまうことを防止することが理由だった。