近大サッカー部の男子部員5人が大麻使用…「興味本位」ツイッター通じ購入

近畿大学(大阪府東大阪市)は5日、サッカー部の男子部員5人が大麻を使用していたと発表した。大学は詳しい状況を調査するとともに大阪府警に相談。サッカー部を無期限の活動停止にした。
大学の記者会見によると、9月30日に別の部員からコーチに「大麻を使っている部員がいる」と連絡があり、全部員62人から事情を聞いたところ、5人が名乗り出たという。
5人の説明によると、3年生部員の1人が昨年12月~今年5月、数回にわたり、ツイッターを通じて密売人から大麻を購入し、他の3人を自宅に誘って一緒に吸引したという。もう1人は昨年10月、大阪市内のクラブで知り合った人物から大麻をもらって、近くの路上で使用したという。
大学の調査に対し、5人は「興味本位だった」と説明。サッカー部の松井清隆監督は記者会見で「指導者としての力不足に尽きる」と陳謝した。
全国の警察が昨年1年間に大麻事件で摘発した4321人のうち、20歳代が1950人で年代別で最多。ツイッターなどを通じて簡単に購入できることが問題になっている。