神戸市北区のヤマト運輸の集配所に6日未明、刃物を持った男が押し入り、従業員の男女2人が死傷した事件。逮捕された筧真一容疑者(46)は現場の集配所で朝の仕分け作業を担当し、配達には関わっていなかった。ヤマト運輸の広報担当者は「辞めた理由については回答を差し控える」とした。
関係者によると、10年ほど前には、市内の運送会社でドライバーとして勤務。当時の上司(55)は「口数も少なく、目立たない感じの子だった。勤務態度はまじめだった」と振り返り、「ヤマトを辞めさせられた理由がよっぽど納得いかなかったのかよく分からないが、事件のことを聞いたときは衝撃的だった。あの頃と人が変わってしまったのかも」と話した。
近隣住民によると、今春頃から、現住所の集合住宅で1人暮らしをしていたという。近隣の女性(82)は「あいさつをしたら返してくれるが、無口で寡黙な感じだった。いつも階段を駆け上がっていくのを見ていたので、あまり人と会いたくないのかなと思っていた」と語った。