市運営の温浴施設からレジオネラ菌、吸い込むと肺炎の恐れ…「抜本的対策には予算厳しい」

福島市が運営する温浴施設「もにわの湯」(福島市飯坂町茂庭)で、国の基準値を上回るレジオネラ属菌が検出され、3日から休業していることが分かった。この菌は20~45度で増殖し、循環式浴槽などで異常繁殖することがある。吸い込むと肺炎を引き起こす恐れもあるが、今のところ体調不良を訴える人はいないという。
市によると、9月23日の定期検査で採取した内風呂の水から基準値(100ミリ・リットル当たり10個未満)をわずかに上回る10個を検出した。市は5日に内風呂と露天風呂の水を改めて採取しており、水質を検査して詳しく原因を調べる。
同施設では昨年9、10月にも基準値超のレジオネラ属菌が検出され、一時休業した。配管にこびりついた微生物が原因で、今年は残留塩素濃度を高くし、10月下旬に配管の清掃を行う予定だった。施設は築20年以上で、市河川課の担当者は「老朽化も原因の一つかもしれないが、施設自体を改修するなど抜本的な対策をとるには予算が厳しい」と話している。