長男、母親殺害を否認=九十九里浜切断遺体―千葉地裁

千葉県の九十九里浜で2018年、切断された山田容子さん=当時(75)=の遺体が相次いで見つかった事件で、殺人や死体遺棄などの罪に問われた長男の基裕被告(39)の裁判員裁判の初公判が7日、千葉地裁(安藤範樹裁判長)であった。同被告は罪状認否で死体損壊と遺棄を認める一方、「私は母を殺していない」と殺人罪は否認した。判決は30日の予定。
冒頭陳述で検察側は、家族関係のトラブルなどをめぐり「被害者への不満を募らせていた」と指摘。証拠隠蔽(いんぺい)のため遺体を切断して遺棄し、被害者の生存を装っていたと主張した。
弁護側は、遺体の状況から窒息死とするには合理的な疑いがあり、殺害の動機もないと述べた。
起訴状によると、基裕被告は18年9月25~27日、同県八街市の自宅で山田さんの頸部(けいぶ)を圧迫して窒息死させた上、のこぎりなどを使って遺体を切断し、同県大網白里市内の川などに遺棄したとされる。
[時事通信社]