裁判方針「全く合わない」=白石被告、弁護人に不満―座間9人殺害公判

神奈川県座間市のアパートで10~20代の男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人罪などに問われた白石隆浩被告(29)の裁判員裁判第5回公判が8日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)であり、前日に続き被告人質問が行われた。白石被告は「(弁護人と)裁判の方針が全く合わず、裏切られた状況だ」と不満を表明。9人の殺害については「(被害者から)依頼はなかった」と断言した。
7日の被告人質問で弁護側は最初に質問したが、被告は回答を拒み、公判は一時休廷。質問は8日に改めて行われた。
弁護側は、最初の被害者となった同県厚木市の女性=当時(21)=との事件前後の行動や、当日の様子を質問。白石被告は「何も答えるつもりはない」などと繰り返し、再び回答を拒否した。
弁護人が「接見では話をしているじゃないですか」と語気を強めると、白石被告は弁護方針に不満を示し、「(弁護人を)根に持っています」と批判。「裁判を早く終わりにして、私の親族に迷惑を掛けたくない」と述べた。
[時事通信社]