あおり運転罪「1号」の被告、罪状認める…事故後に暴行・脅迫も

大分県別府市の国道であおり運転をしたとして、改正道交法で創設された「あおり運転罪」で全国で初めて逮捕され、道交法違反(あおり運転、事故不申告)で起訴された住所不定、無職の男(47)の初公判が15日、大分地裁(有賀貞博裁判官)であった。男は罪状認否で起訴事実を認めた。
起訴状などによると、男は7月10日午後10時頃、別府市の国道10号で軽乗用車を運転中に、前を走っていた乗用車の通行を妨害する目的で、約3キロにわたって追走。時速約60キロで車間距離を2・4メートルまで詰めたり、約1分間にわたってクラクションを鳴らしたりした後、乗用車の前方に割り込んで衝突事故を起こしたとしている。
男は事故後、国道上で、乗用車を運転していた男性の肩や首をつかんで引っ張ったり、「包丁で刺すぞ」と脅したりしたとして、暴行罪や脅迫罪などでも起訴されている。
検察側は冒頭陳述で、「被害者が信号停止中に携帯電話を使い、乗用車も無灯火だったことに憤慨した」とし、衝突事故を起こしたにもかかわらず「憤って暴行や脅迫をした」と述べた。
あおり運転は、2017年6月に神奈川県の東名高速道で起きた一家4人死傷事故で社会問題化し、6月30日施行の改正道交法で厳罰化された。